振り返り「フィードバック」をする4つのメリットとは。
フィードバックの意味と目的
コミュニケーションでのフィードバックというのは、「相手が外に向けて発信していることをその相手に返すこと」です。
例えば、相手に「インパクトのあるプレゼンをする」という目標があったとします。
しかしその相手のプレゼンに対して感じたことをストレートに言うと、ギクシャクすることがあります。
相手が眉間にしわを寄せてうつむき加減で話をしていたので、何となく「自信がないのかな」と受け取ったとします。
それを見て「君は自信がないのか」といきなり声に出して言われるとどうでしょう?
「そんなことない!」と反発してしまうかもしれません。
それを避けるために、初めに見えている事実を伝えてから感じたことを言うと、相手は受け取りやすくなります。
「今、君が眉間にしわを寄せてうつむき加減で話をしていたので、私は、『君は自信がないのか』と思った」という形です。
「相手が眉間にしわを寄せてうつむき加減で話をしていた」というのは、その場に居合わせた人がそのように見える事実です。
これを〝客観的事実〟といいます。〝客観的事実〟というのは「誰の目から見てもその通りだと納得すること」を言います。
これに対して〝主観的事実〟という言葉があります。
「君は自信がない」と思ったのも心の中で起こった事実です。これを〝主観的事実〟といいます。
この〝主観的事実〟は一人ひとり違うかもしれません。
ですから、どの客観的事実からそう思ったのかを伝えてあげると、聞いた方は気持ちの余裕をもって、
「そうか、自分がうつむき加減で眉間にしわが寄っていたから、この人は自分に自信がないと思ったんだな」と受け止めることができます。
このように相手の目的や目標に向かっての活動について、事実としてどうだったということと、
それに対してどう思ったかをセットにしてあげることが大事です。
このフィードバックは相手の目標に向けての行動修正が大きな目的として使われます。

フィードバックの効果
フィードバックをすることによってのメリットは次の通りです。
・ 相手が自分自身のことを〝客観視〟することができる。
― 先ほどの例ですと、「うつむき加減で眉間にしわが寄っていた」。
・相手が自分のその行為によって、〝周囲に与えている影響〟を知ることができる。
― 例では「自分のことを自信がないと受け取る人がいる」ということです。
・ 相手が今取っている行動が望ましくないときは、自ら〝行動修正〟する機会となる。
― 例では「じゃあ、眉間にしわを寄せるとかうつむき加減で話をするのはやめよう」となります。
・ 逆に相手が今取っている行動が望ましいときは、その行動を取り続けていいことを確認できる。
― 例えば「あなたが笑顔で電話応対していた(客観的事実)ので私は心温まる気持ちになったよ(主観的事実)」などです。
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