目の老化はまぶたから。疲労と老化の関係について
目の周り・老化・疲れが出やすい。
漢方では「肝は目に開孔す」や「肝は血を受けてよく視る」とされ、肝と目は密接と考えられています。疲れ・老化・病気で肝の力が落ち、作用が低下すると、血液を多く使う目に症状が出ます。怒ったり、極度の精神緊張でも目の充血は見られます。そしてストレスによる肝機能低下と白眼は関係があるといわれます。
目玉を動かす筋肉は、その周辺にある脂肪の炎症による腫れによって内圧が高まることがあり、内圧が高くなることから結膜に充血・むくみができることがあります。内圧が上昇すると血管が圧迫され、視力低下を感じる人もいます。ひどくなると緑内障につながることも考えられます。
三十歳の女性でこんなことがありました。急に視野が欠けたように感じ、眼科に行くと「緑内障の疑い」との診断を受けました。内圧の高まりから緑内障につながることもあると医師に聞き、年齢も若いので「一過性であってほしい」との願望で当方に来られました。
診断から少しの時間が経ち、以前より血行がよくなり、彼女は視野が回復したように思ったので、眼科に行くと、「緑内障ではない」との診断結果となりました。そのまま干支一周以上の月日が経ちますが症状は出ていません。定期的に診察を受けていますが、「特に問題なし」の診断を受けています。
彼女は診断された当時、極度のストレス状態にあり、体重もストレスにより変化したそうです。いくつかの出来事が重なり、想定外のことが体に起こり、彼女の場合は目に現象が起こったのではないかと話をしていました。

老化は意外と目に出やすい!まなざしの老化とは?
ある程度の年齢以上になると、目が見えにくくなったという人が多く、そして「見えないのか・見ようとしていないのか」などと話される人も多くなります。信用しない相手を「見据える目」は、焦点が鋭くしぼめられ、目の開きはぐっと狭められるものです。「眼光」は特に物をジッと見つめる目の光のことです。「眼光炯々」は見つめる目がらんらんと輝いていることです。犯罪防止などで監視する意味で「目を光らせる」などの言葉もあります。
体力が弱ってきて、特に内臓系の病気があると目の光が失われるといいます。観相学では瞳が茶色・鼠色になっている人は元々体力に自信がなく育ったか、体力の衰えが激しい人と伝えられています。「目の黒いうち」という言葉がありますが、余命短くなっている人に瞳の黒い人はあまり見ません。
「まなざし」には疲れや老化が現れます。モンゴロイドの目は、眉と目の間隔が広くまぶたが肉厚です。東洋人独特の目は、寒冷適応の所産といいます。肉厚であるまぶたは疲れるとむくみが生じます。またその顔を見ると、まぶたのむくみから目を閉じているように見える人が多いのです。
ある一定の年になると、見えにくいという人の中には、まぶたのむくみで目が見えにくくなっている人も案外多いのです。顔で「老化の場所はどこですか」と聞くと、シミ・皺と答える人が多いですが、まぶたの老化の話は、眼瞼下垂以外あまり聞きません。しかし老化は案外まぶたに表れます。疲労とまぶたの相関関係。人生の実相は「まなざしの老化」に表れます。

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