ダイエットのウソとホント。人間が太る構造を理解しよう
ダイエット ~からだ編~

さて。女性の永遠のテーマかもしれません。ダイエット。まずは~からだ編~です。
本来のダイエットはいかに体脂肪を落として筋肉を増やすかが重要なのであって、体重(数字)にこだわったところであまり意味がないんですよね。同じ体重でも筋肉の付き方によって体型は全く違ったものになります。「食べる量を減らす(抜く)」という方法を簡単に選択される方が多いのですが、ダイエットはきちんと正しい方法を知っておかないと筋肉は痩せ、内臓も痩せ、どんどん痩せにくいからだそのものに仕上がっていき、老化(シワ、たるみなど)への一途をたどり、そして恐怖のリバウンドが待っています。
太る要素は大きく分けて3つ
・ カロリーの摂り過ぎ
・ 代謝低下
・ 自律神経の乱れ(ホルモンバランスを含む)
※ 代謝低下と自律神経の詳細については各項をご参照ください。
……となると、やっぱり「カロリーの帳尻合わせ」が一番簡単なように感じてしまうのですが……。そもそも、余分なカロリーは“最初から”摂取しないようにしましょう! 脂肪がついてしまったあとにカロリーを減らす方法で“必ず” 取り返せる、という意味ではありません。
まず……ですね。ついてしまった脂肪を燃やすには、大きな選択肢として2つ。「食べない!」「運動で燃やす!」の基本はどちらかになります。食べない方を選択したとして、食べない→血糖値下がる→脳が食べさせようとする→でも頑張って食べない(ここで初めて痩せる準備に入る)→溜めた脂質から糖を作る→燃やそうと身体は必死になりアドレナリン大放出!→「リパーゼ」が出る→脂肪細胞の分解…… となるわけです。※ ちなみに運動をすると、アドレナリンが出るので……そこから以下同文です。
※ リパーゼ(脂肪分解酵素)……脂肪細胞の中から蓄積していた脂肪を取り出してくれる、アドレナリン感受性酵素のこと。そもそも、そのリパーゼが出てきてくれないと燃えないし(リパーゼは酵素なので、野菜不足だと生成されにくい。加齢とともに体内酵素量も減る)、リパーゼが出たところでビタミンとミネラルがないと燃えてくれないし(だから「食べない=栄養素が足りてない」と燃えない)。
そして、セルライト(毒素)が体中にあると、それがジャマして燃えないし(“胸の周り”は、セルライトじゃない脂肪なので、そこからゲッソリしてくる仕組み)、肥満遺伝子を持つ人は、これらの感受性が機能していない場合もあって燃えにくい(日本人の三人に一人が「肥満遺伝子」を持っている、と言われています)のです。更に、からだが冷えてたら、燃やそうとしても燃えないし……。それはもう、いろいろな交換条件があって大変!

つまり、ちまたで噂されてる
・食べながらダイエットしましょう
・毒素排出(デトックス)しましょう
・冷えてると痩せません
の仕組みがコレにあたる、というわけ。
食べながらのダイエットはアンチエイジングになる最強の痩せ方!
特に“食べながら”という要素。美しく痩せを目指すレディにとってこれは最重要項目といっても過言ではありません。栄養補給を無視したダイエットは、必ずからだに影響を及ぼします。特に「たんぱく質(アミノ酸20種)」(そのうち、9種類の必須アミノ酸は体内で合成できないので必ず食べ物から摂取する必要があります)。たんぱく質は、私たちのからだを作る上で不可欠な栄養素です。そのたんぱく質が不足すると、筋肉や内臓が痩せてきます。すると筋肉の収縮が悪くなったり、お肌や髪の毛、爪が健やかでなくなるばかりでなく免疫力の低下、骨がもろくなる、鉄分不足からの貧血、うつ、眠れない、摂食障害にも影響を及ぼします。確実に老けて見える要素満載です。
なので、ダイエットと関係なくても、美しく歳を重ねたいアンチエイジングの基本として、ぜひ栄養の確保はしていただきたいですね。……と、これまでは「皮下脂肪」のお話でしたが、「内臓脂肪」はどうでしょうか。そうです! 内臓の周りにへばりついてしまった、あの! お腹周りの脂肪さんたちのことです。お腹だけポッコリ、あるいはお腹だけ痩せない……のはなぜ? 実は、脂肪燃焼の仕方は一緒じゃないんです。
内臓脂肪は腸間膜の間に蓄積してるので(大きな袋の中に内臓と脂肪が一緒に入ってるイメージ)、腸間膜の血管を通じて肝臓を一度経由してから筋肉組織によって脂肪燃焼される仕組みになってます。なので、日々肝臓に負担をかけてる方や、肝臓がお疲れモードで解毒力が低下してる方は、毎日の肝臓の通常業務に精一杯で、それどころではない(内臓脂肪まで燃焼できない)というところ。肝臓さえ元気であれば、皮下脂肪より内臓脂肪の方が1.5 ~2倍痩せやすいとされています。お酒、寝不足、ストレスは大敵! 肝臓を休めてあげるのが一番のダイエットになります。

ちなみにダイエット中に襲われがちな「空腹感」。ダイエット中は、じわーっと、もやーっとした不快感がありますよね。これ、じっくりコトコト……ストレスを溜めちゃってるので、コルチゾールが大量発生中。そんな状態がベースなもんだから、ちょっとのことでイラッとしやすく……。まるで瞬間湯沸かし器がごとく、感情を爆発させてしまうアドレナリンが頻発します。
つまり、コルチゾールとアドレナリンのダブルパンチで異常に空腹感を感じる、という仕組み。また、それとは別に「栄養素が足りなくて食欲が増す」のも理由の1 つ。足りないものがわかれば話は早いのですが、足りてない栄養素がビンゴするまで食欲が止まらないこともあります。やはり食事って大切ですね。
そしてキレイに痩せるための大事な要素が「急激に体重を落とさない」ということ。急激に痩せると生命の危機とからだが判断してしまい、一度たるみやシワになると、なかなか取り返しがつきません。1か月で減らす体重の目安は現体重の5%まで。緩やかに確実に落としていくのがリバウンドしない基本です。プラトー(停滞期)があるのは健康な証拠なので、ゆっくり焦らずいきましょう♪
ダイエットの特集はテレビや本、インターネットなどでもたくさん溢れていますね。なので、ここではありがちなことにはあえて触れませんでしたが、絶対的NGな行為は無理な食事制限の類。美しくなるどころか老化を早め、自律神経やホルモンバランスの乱れにつながってしまいます。数字やサイズに惑わされず、食べる楽しみも味わいながらトライしてくださいね。
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