0歳1歳が勝負!子供の話す力の伸ばし方を伝授。
日常会話が子どもの言語力のもとになる。
早い遅いはあるにせよ、子どもはいつのまにか言葉を話し始めます。そして、日常会話程度の能力さえあれば、さほど問題なく生きていけるでしょう。友だち同士や家族の間では、たとえ省略した言い回しや流行語を使っていたとしても、話は通じます。
極端な話、「やばい」の一語だけでかなりの気持ちを表現できるし、同じ状況にある仲間であれば、説明抜きでその言葉の意味するところを理解し合えます。でも、国語力や論理的思考力を手に入れたいのであれば、それ以上の学びが必要です。求められる力が変わりつつあるこの時代に、これまでと同じ働きかけをしていたのでは、新しい能力を獲得することはできません。手と目と心をかけてこそ人は育つのです。

子どもが小さいうちこそ日常会話を大切に意識してください。
お子さんが赤ちゃんだった頃のことを思い返してみてください。相手がわかろうがわかるまいが、親の方は一方的に語りかけていませんでしたか? 「寒いのね」「お腹がすいたのね」と、赤ちゃんの気持ちを代弁していませんでしたか?
おそらく無意識のうちにやっていただろうあの繰り返しが、子どもの言語力の源です。まだ言葉をしっかり話せなかった頃には、優しく手を握ったり、ギュッと抱きしめたりといった言葉以外の手段で思いを伝えていたと思います。その時に目線の高さを合わせるのも、とても大事なこと。レストランやスーパーの店員さんが、あらぬ方向を見たまま「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」と言ったと想像してみてください。
「ここのお店にまた来たい」なんて思えるはずがありません。いつも手を取り目を見つめてなんてできないけれど、子どもが小さいうちは、ぜひ「視線を合わせたボディーランゲージ」を実践してください。
それにしても、不思議ですね。子どもの発語をとても楽しみにしていたはずなのに、ひっきりなしにおしゃべりをするようになると、とたんにうるさく感じてしまう。せっかく会話ができるようになったのに、これではもったいない。そのまま丁寧な語りかけを続けて、おしゃべりを楽しむようになれば、グンと言語力は高まります。
英語だって、単語を暗記しただけでは、スラスラと話せるようにはなりません。言葉は使えば使うほど身近なものとなり、自由に操れるようになるものです。思春期を迎えると、どうしても親子間の会話は少なくなります。せめて小学生までは、何気ない日常会話こそ積極的に交わしたいものです。豊かな心を育むためにはたくさんの表現力を養う必要があります。物語の読解が苦手な子に共通して言えるのは「人の気持ちがよくわからない」という子なのです。

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