子供の同じ質問にも繰り返し答えてる?言葉の獲得に大切なこと。
とにかく子どもにしゃべらせよう!
幼稚園で、小学校で、習い事で、公園で、子どもは毎日新しい経験をしています。今日あった出来事を子どもが話しだしたら、わざとらしく思えるほどにオーバーリアクションをしてあげてください。家事の片手間でもいいから、声だけはかけてあげましょう。
リアクションのコツは「あ行」と「は行」を駆使すること。「あー、なるほどね」「いいねぇ」「うーん、そっかー」「えー!」「おー、すごいね」「はぁー、それで?」「フンフン」「へぇ!」「ほぉ!」など親がしっかり聞いてくれると、子どもはうれしくなって、さらにおしゃべりは続きます。
子どもにしゃべらせるために私がやっていた方法をご紹介します。異世代の人と会話をさせることです。敬老の日やお誕生日などには、子ども自身に話す内容を考えさせ、祖父母に自分の言葉で気持ちを伝えさせるようにしてきました。ご近所の方に回覧板や旅行のおみやげを届ける時にも、あらかじめごあいさつの言葉を考えさせるようにしました。
お稽古事を欠席する時にも、自分でその旨を先生に電話で伝えさせました。そして、子どもの用意したセリフを事前に親が聞き、言葉遣いを正したり、少しおとなっぽい言葉に言いかえてあげたりもしました。幼い頃には、こうして親以外のおとなと会話をする機会を意識的に作っていました。バレエを8年間習った長女は、厳しく指導してくださる先生から、踊りだけでなく敬語で話すことも習ったと言っています。
子どもの質問には丁寧に対処しよう!
「○○ってどういう意味?」と聞かれた時に、つい「さぁ、わからない」で終わらせてしまうことはありませんか? 子どもが興味を持った時こそが、語彙力を伸ばすチャンスです。親でもわからないことがあったら、一緒に調べればよいのです。これが面倒だということは承知の上。でも、わからないことをほうっておくことを覚えてしまったら、もっと大変です! 子どもの疑問にどう対処するかは、知らないことを自分で調べる習慣を身につけるのかどうかの分かれ道です。

答えやすい質問を工夫しよう!
「今日、学校は楽しかった?」と聞かれて「別に、ふつう」と答える子どもはたくさんいます。それで「子どもが学校のことを話してくれない」と不満を持つのはお門違い。この質問に対して「うん、楽しかったよ。クラス全員で鬼ごっこをして、最後まで捕まらなかったのは私ひとりだけ! どうしてそんなに逃げ続けられたかっていうと……」なんて具体的な内容を語りだす子はまれな存在と言えましょう。単語やイエス・ノーで答えられる質問をすると会話は続きません。
「何を聞いてもあいまいな返事しかしてくれない」と嘆く前に、子どもがはっきり答えられる、あるいは、詳しく話したくなるように質問を工夫してみましょう。学校の様子を知りたければ、「学校はどうだった?」ではなく「今日は誰と何をして遊んだの?」「算数で新しく習ったことはある?」というように、具体的な質問を投げかけるのです。
あいまいな問いにはあいまいな返事しか返ってきません。「なぜ」「どんなふうに」とたずねられれば話は広がるでしょう。そして「解き方を教えてくれる?」と続ければ、ほんの5分もあれば学校の勉強の振り返りができるのです。こんな会話ができるのも小学生のうちだけですよ。
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